学会概要

SOCIETY HISTORY

1. 学会概要

 本学会は「適切な看護を行うために、看護診断ならびに介入・成果に関する研究・開発・検証を行うとともに、会員相互の交流を促進し、また看護診断に関する国際的な情報交換や交流を行うことによって、看護の進歩向上に貢献する」ことを目的としています。
 本学会の母体となる「日本看護診断研究会」は、日本における看護診断の適切な普及と教育・研究を目的に1991年に発足し、第1回学術集会(同年6月8日、9日)が松木光子世話人のもとに開催されました。その後、研究会世話人らを中心に年1回の学術集会が第4回まで開催されました。またこの間、世話人らによって学会会則や組織の整備、事業計画等の準備が整えられ、1995年に「日本看護診断学会:Japan Society of Nursing Diagnosis」として、発足しました。第1回日本看護診断学会学術大会は1995年6月17日、18日に名古屋市において松木光子大会長(初代理事長)のもと開催され、現在まで活動を継続しています。
 本学会の主な事業として、学術大会・講演会の開催、学会誌・ニュースレターの発行、国内外の関連諸学会や職能団体との連絡ならびに協力、看護診断ならびに介入・成果に関連する国際学術団体との交流・連携とこれらの研究の推進と助成を行っています。

2.日本看護診断学会 歴代理事長

期間 理事長
1 1994-1997 松木 光子
2 1998-2000 松木 光子
3 2001-2003 藤村 龍子
4 2004-2007 江川 隆子
5 2008-2010 江川 隆子
6 2011-2013 小田 正枝
7 20014-2016 江川 隆子
8 2017―2019 江川 隆子
9 2020-2022 長谷川 智子
10 2023-2025 佐藤 正美

3.名誉会員

会員名
松木 光子
青木 康子
草刈 淳子
中木 高夫
藤村 龍子

4.日本看護診断学会 歴代学術大会長

開催年 メインテーマ 大会長 開催地
1 1995 看護診断の発達と課題 松木 光子 名古屋市
2 1996 実践に活かす看護診断 青木 康子 横浜市
3 1997 クリティカルに進めよう看護診断を 近田 敬子 京都市
4 1998 看護診断尾発展を目指して 菊池登喜子 仙台市
5 1999 21世紀の新しい看護の挑戦
看護診断・介入・成果のリンケージ
藤村 龍子 横浜市
6 2000 高齢社会でHUBとして働く看護診断 筒井 裕子 大津市
7 2001 21世紀―看護診断・介入・成果の実証 江本 愛子 横浜市
2002 看護診断と情報科学
ケアトテクノロジーの出会い
新道 幸恵 青森市
2003 看護診断―看護の共通用語確立への貢献― 小田 正枝 福岡市
10 2004 電子カルテ時代の看護診断 江川 隆子 大阪市
11 2005 定着させようNANDA看護診断 黒田 裕子 横浜市
12 2006 質保証時代の看護診断 大島 弓子 名古屋市
13 2007 看護の専門性を生かす看護診断 小笠原知恵 大阪市
14 2008 看護診断を支える中範囲理論 中木 高夫 横浜市
15 2009 アセスメントを高める看護診断 山勢 博彰 福岡市
16 2010 看護診断と研究・教育・実践
―あなたの求めるものをかたちにして―
黒江ゆり子 神戸市
17 2011 看護診断とスピリテュアルケア
―全人的なアセスメント・介入能力を高めるために―
本郷久美子 神戸市
18 2012 介入の入口(エントランス)は看護診断 西田 直子 京都市
19 2013 チーム医療と看護診断 上田 順子 旭川市
20 2014 看護診断を軸とした教育・実践・研究の展望 小平 京子 神戸市
21 2015 的確なアセスメントから生み出される正しい看護診断 長谷川智子 福井市
22 2016 質の高いケアにつなぐ看護診断 長家 智子 福岡市
23 2017 患者像をつかむ!看護診断をケアに活かそう 任 和子 京都市
24 2018 看護診断の原点にかえろう
―クライエントの健康な生活に有益な看護介入に向けて―
佐藤 正美 東京都
江東区
25 2019 ことばで示す、看護のかたち 本田 育美 名古屋市
26 2020 日本型看護診断の夜明け
−日本の臨床に根ざした看護診断の創造−
奥津 文子 オンライン(淡路市)
27 2021 看護過程のプロセスとしての看護診断 上野 栄一  オンライン(奈良市)
28 2022 パーソンセンタードケアに活かす
看護診断と用語
伊東美佐江 オンライン(宇部市)
29 2023 いま改めて看護師の仕事を発信しよう 村田 節子 福岡市
30 2024 豊かな援助を導く看護診断の未来 笠岡 和子 神戸市